朝の散歩中、ローズマリーや他の草の植え込みに紛れてぽつんと咲いたツユクサを見つけましたよ
梅雨時から夏の終わりには、結構見かけたんだけど、
さすがに秋の入り口に入ってからは影を潜めて見かけなくなってきてたから
二つの可憐で小さな紫の花弁を恥ずかしそうにうつむいて咲く姿に
思わず信号を渡らず触れていました。
雄しべの黄色が螢の灯のようで、螢草…
月の明かりで咲き朝日が強くなる頃蕾を萎ませる為に月草…
とも言われてますね
花弁の露で衣を染めたとも言われる露草は、万葉の世から源氏物語…
現代でも歌題として多く取り上げられています。
何とも趣きのある、日本的な印象の花です。
サマンサが見つけたのは、たった一輪で、花弁ももう息も絶え絶え…
ちょっと寂しそうな表情が心に残りました
最近はアルケミィでも、柚子やヒバ、檜や、クロモジ…と和の精油のブレンドも
行っていますが、しみじみ心にしみてくるのは私たちの旧い旧い記憶として
遺伝子にすり込まれているのかもしれませんね~
うつり行く 色をばしらず 言の葉の 名さへあだなる 露草の花
西行
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